鹿児島には、焼酎の醸造元が数多くあります。
多くの銘柄の中から、自分に気に入った焼酎の銘柄を選ぶことができます。しかし、多すぎて選ぶのに迷います。
私の若い頃(現在74歳)には、焼酎は、お湯割り(7:3か6:4)が普通で、冷やして飲むことはなかったです。
沖縄の泡盛は、氷で冷やして飲むのが当たり前ですが!
しかし、最近は、水割り、ロックなどで飲むことが多くなっています。
焼酎の白波酒造などが、芋臭さを抑えたマイルドな焼酎を作り、飲みやすい焼酎を関東地方に広め、女性も飲める焼酎になりました。
焼酎が全国ブームになりました。
鹿児島の本当の焼酎は、芋の臭さのある焼酎です。飲むと生の芋をかじったような味がします。当然お湯割りです。
いくつか、鹿児島の焼酎を紹介します。
○ 薩摩維新
最近の焼酎の原料の芋は、黄金千貫、紅はるかなどですが、薩摩維新は、昔ながらの農林2号という芋使っています。飲むと本当に芋をかじったような味がします。
ご当地の焼酎です。お湯割りが良いです。
○ 黄麹、海、魔王、富乃宝山、伝など
焼酎の麹は、通常は、白麹、黒麹ですが、上記の焼酎は、黄麹を使用しています。黄麹はお酒に使われる麹です。
したがって、味もお酒に近い味で、焼酎臭さがなく、マイルド飲みやすく、ロックか水割りで飲むのがお勧めです。女性に好まれる味です。
○ 奄美黒糖、朝日、れんとなど
鹿児島の奄美大島のさとうきびから作られた黒糖の焼酎です。
甘くて口当たりが良く飲みやすいのが特徴です。独特の黒砂糖の風味が味わえます。
ロックでもお湯割りでもいけます。洋酒に近い味です。
○ 森伊蔵、村尾
魔王と共に、3Mと称賛される焼酎です。どれもプレミアがついて一升瓶が1万円から3万円と高価(原価は2000円から3000円位)で入手困難です。
東京、大阪などでは、1杯1000円以上と聞いています。
鹿児島では、1杯500円位で飲める居酒屋が多くあります。
いずれも、ロックか水割りがお勧めです。お湯割では、他の銘柄の焼酎と変わらなくなります。もったいないです。
中でも森伊蔵が一番です。
私も飲んでみて、これを超える焼酎はないと思いました。
焼酎に合うつまみとしては、きびなごの刺身、豚骨煮(黒砂糖、みそ味)、薩摩揚げ、黒豚のしゃぶしゃぶなど、郷土料理との相性は抜群です。
是非、鹿児島の焼酎を飲んでみて下さい。