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紀州のドンファン殺人事件

     紀州ドンファン殺人事件 

 

 
容疑者は元妻 
 

TV報道で、紀州(和歌山)のドンファンこと野崎幸助さんの殺人事件が大々的に報道されています。

3年前に、野崎さんは自宅で急性覚せい剤中毒で急死しました。

 

野崎さんが亡くなった当時、自宅には元妻の須藤早貴とお手伝いさんしかいませんでした。
野崎さんの体には覚せい剤の注射痕もなかったことから、誰かが野崎さんに覚せい剤を飲ませた可能性があるということです。
 

野崎さんの死後、3年経て和歌山県の田辺警察署は、元妻の須藤早貴(25歳)を殺人と覚せい剤使用の容疑で逮捕しました。

 
和歌山カレー毒物殺人事件 
 

女性の殺人事件で思い出すのは、平成10年に和歌山市で発生したカレー毒物混入無差別大量殺人事件です。

夏祭りに提供されたカレーライスに毒物が混入されて、急性ヒ素中毒で4人が死亡した事件です。

 

被告の林眞須美(当時37歳)は、裁判で死刑判決になりました(死刑未執行)。

 

女性は男性と比べて非力ですので、ナイフで刺すとかの暴力的殺人には馴染みません。

それで毒物を利用して人を殺すという方法を取るのでしょう。

 
野崎さんの結婚 
 
当時、野崎さん77歳、須藤早貴22歳で、年の差55年の結婚でした。
野崎さんと元妻の須藤早貴の結婚生活はたったの3か月でした。
野崎さんが結婚したら月に100万円だすという条件だったので須藤容疑者は結婚を承諾しました。
単純にお金目的の結婚でした。
しかし、結婚しても須藤容疑者は家事など一切せずに、東京に住み野崎さんと一緒に住まないことなどから、野崎さんは離婚したいという気持ちになっていました。
須藤容疑者は、離婚されたらお金が入らないことから殺人を計画したと思われます。
野崎さんは3回目の結婚でした。
高齢になり、最後に自分の面倒を見てくれる女性として選んだのですが、カレー殺人事件の林眞須美と同じく毒婦に遭遇してしまったのです。
不運でした。
 
紀州ドンファンの女性遍歴 
 
野崎さんは、不動産業や金融業で資産をなし、資産は50億円といわれています。
野崎さんがお金を稼ぐのは、女性との交際したい理由で、4000人位の女性と交際して30億円位を女性に貢いだと言っていました。
 
ドンファンぶりは、週刊誌で取り上げられ、自らも女性遍歴の本を出版しています。
 
須藤容疑者の裁判について
 
確定的な証拠はないようですし、本人の自白もないでしょうから、検察官は起訴してからは状況証拠の積み重ねで須藤被告の容疑を立証することになると思います。
警察は、覚せい剤の入手経路などの証拠があり、立証には自信があるようです。
 
林眞須美死刑囚のときは、平成10年で裁判員制度はありませんでした。
裁判員制度は、平成21年から実施されていますので、須藤容疑者の裁判は、裁判員裁判になります。
裁判は、裁判官3名と裁判員の6名ですが、選ばれた裁判員の人達にとっては困難で注目される裁判になるでしょう。